2010年9~12月

2010/09/02

 

刈萱を採取・・・

昨年は9月14日に採取しました。今年は猛暑続き、雨も少なく大きくなると期待も出来ず、秋の草刈にも引っかかるので今日刈ることにしたと主人。

日が出る前に刈り取りたいと、目を覚ませば 正に稲穂の匂いがします。少し手伝ってガレージに干しています。しっかりと干して段ボール等に保存して使っていきます。これだけだと足らないので山荘でも採取しなければ…。9月に入り日中はまだ35~6℃に

なりますが、秋のさわやかな風が工房内を吹きぬけていくようになりました。汗だくで染織をして織りましたが、じきさわやかな季節になり織りも捗ると楽しみです。


2010/09/08

 

今年は染液も少な目に作る・・・・・

刈萱の液です。液出しをして1週間位ですが少し液が濁ってきました。早く使いましょうと染めていますが、工房では使う量、頻度も高いので大量に液を出します。しかし今年は液が煮えて痛みも早いようです。

赤麻(写真中と右)も茎と葉で液出しをします、この液は一ヶ月は経っていますが 今も

「ハニーチョコ」のような好い香りがしています。液も透明です。これが本来の姿です。

豆汁もなかなか良い日がありません。なにせ温度は高くても湿度があって堪えます。

液は小まめに出して使い切ることが大切です。


2010/09/18

 

染める前にしっかりと目開きをして染めます。糸は1綛ずつ捌いて液に入れて染めます。

4回目の重ね染めです。毎回思いますが沢水はとてもきれいに色を発色してくれます。

黄色は刈萱。今採取して保存して年中使います。



2010/09/19

 

今日も秋晴れの染め日和です。次回使う藍糸をオイル回しをして干し、豆汁した糸を干しています。山荘工房はお日様を追っかけて干すことが出来るので幸いです。染めの合間をぬって織りをしています。彼女達は機に触った事もない人たちです。織りが一人で出来るまで山荘工房で織っています。

もうじき常滑屋ではじまる展示会に向かって何度も伊勢から2時間かけて来て織っています。頭が下がり早く一人で織れるように私たちも心して指導したいと話しています。

ようやく1年が経ち、2本目が織り終わろうとしています。

頑張れ!!!


2010/09/24

 

この夏の暑さに脱帽!!! 山荘の栗の木が枯れて、今年種から出た苗の「南京はぜ」が

何度も水切れをしながら夏を越えました。雨もありポットに植え替え、水切れを心配してポットごとプランタに植えました。冬を越えて元気であれば山荘の庭に植え替えて時間が経てば染材にします。南京はぜは鼠と茶。それに卵色が染まります。堅牢度もよく染材には最適です。

春の新緑。青い大きな実。秋の紅葉と年中楽しめる樹です。紅葉は赤色に染まり大好きな樹です。早く大きくなあ~れ~♪


2010/09/26

 

尾高高原の刈萱をいただく・・・

早朝初めて高原の刈萱をいただく。暑い夏であったのにさすが高原です。背の高いこと。

早朝だからか、瑞々しい。使うだけいただき、夕方から天候が一変すると言うので工房に持ち帰ることにした。またガレージ干しである。秋です。芒もいただき少し活けてみました。


2010/09/27

 

染めて後の残液も大切に染めます。ショールを久しぶりに染めました。イベントですから常の染色と違って短時間で染め上げるので 元液を多く使います。必ず染めた後に、

色素が多く残ります。その液を捨てるのではなく 布地等に染めて色素を全て吸わせます。そして下水に流します。媒染も然り…。そのために常に染め布地を豆汁して待機しておきます。

裂き織り等に使います。染めた布で織った 裂き織りは素晴らしいものです。自然に優しい染織を心がけたいものです。



2010/09/29

 

萩をいただく・・・

今、季節の染材「萩」 例年ですと彼岸の頃に赤や白の可憐な花をつけ、花を一週間愛で染材に、工房では剪定をします。ようやく工房から持ち上がった萩も今年は花すら咲かず小さい株です。

萩は乾燥させては色素が出ません。沢山の葉と枝で色素をいただくものです。時期を逸しては来年まで待たねば成りません。自然の染めはこんなことが厄介。染材探しが大変です。親しい人や生徒さんに声掛けをして。「萩が欲しい」!!! ようやく生徒さんからいただくことが出来て感謝です。昨年の萩液が底をつき、本当に困っていました。 容器等を綺麗にして北の涼しい所に保管すれば使えます。液を出して一週間酸化させれば液として使えます。冬青もまだ採取できません。

例年ですと福井八坂の赤麻二度目を採取するのですが、 先だって行けば雨が少なく二度目を採取できませんでした。余計に「萩」が冬青のつなぎに必要なのです。帰って早速液出しをしました。

残った枝葉は水を張ったタンクに保管して液出しを待ちます。鳥居さんいつもいつもありがとう!


2010/10/01

 

早朝車の少ない間に採取する。

この道は「板山~大野街道」いつも菰野や名古屋に走る道です。走るたびにここに桑があると確認していました。すこし採取には遅かったけれど、いただいて帰り早速液出しをする。

液そのものが「桑葉色」をして染めた色も液そのものです。今から桑繊維の桑染めをして織っていこうと思います。


2010/10/05

 

【常滑屋搬入】

午前中は雷の鳴る生憎の天候でしたが、ありがたいことに雨は上がり大澤さんと搬入が

出来ました。今年も常滑屋の玄関先に「数珠玉」が実をつけて、秋を此処でも感じます。

今年で12回を迎えました。搬入にも時間はかかりません。名博より展示場所は狭いので反物も20本。竹糸着物と桑糸着物は各2点です。販売の場所なので小物の作品を出しています。一年で一番ゆったりとした展示会です。工房から車で10分足らずの場所にあり、気分もゆったりと出来てありがたいです。会場には毎日詰めて居りますので観光を兼ねてお出かけ下さい。10~11日は「窯まつり」があります。

【常滑屋初日】

当番は伊勢から来てくれました。まだ一年生ですが、2本出しております。

反物の織っている様子と展示してある様子がこんなに違う物かとビックリしております。

ここに展示してある物は全て時間が来れば織れるように成るのよ。頑張って!!!

小さなギャラリーですから人が集まればすぐにいっぱいに成り、にぎやかです。色んな

話しが聞けて楽しい一日です。今後に作品作りに参考に!!!


2010/10/06

 

当番に今日は大津から、飯田から大府から…。今日はにぎやかな当番日和。7人でお茶をして食事をする。遠方からの生徒さんの親御さんも駆けつけてくださり、ありがたい!!

先輩の生徒さんから「私たちは『愛知万博』に向けて短期間に10本織ったことがあり、今でも良く織ったと思うわ。」との感想が。そう…その10本が大切。だらだらでなく、短期間に10本織る。そこからいろんなことが見えてくるはず。

1年5本~6本織れば山が見えてきて織りが明るくなります。工房に居る間に10本は

ゆうに織れます。 大切な時間を費やしているのだから、動き出さねば!

話は変わりますが常滑屋さんのランチはおいしいね。毎回、器のすてきですよ~。


2010/10/07

 

常滑屋に着けば秋の香りが漂って来ます「金木犀」 最近は工房のそばの家々に有った金木犀が一本又一本と切られて無くなった。花の木は季節を運んで季節を感じるものです。季節を探さなければならなくなった昨今が寂しい限りです。

展示会の中日、お客様でにぎわう。娘も駆けつけて当番等をしてくれた。自分の今は少~し染織に携わっているので展示会の反響が気にかかる。娘たちに少し関わりを持ってくることが最近はやけに嬉しいようである。先ずは感謝する。自分たちのもの作りを通して孫を含め何かを感じてくれればそれだけで感謝である。皆が見ている「型絵標本」栗山工房が作ったもので48点の天然染料で染めて染材を型染め、染めの説明等が成されている貴重な「型絵標本」です。

昨今このような「型絵標本」は作られることも無く非常に貴重です。是非お越しの際はいただく方々に見ていただきたいと置いてあります。作られて時間が経っているにも関わらず天然染料の色の鮮やかなこと! 「知ってる…聞いたことがある…こんな色なんだ」等々の反響をいただいております。見るに一見ありですよ~。


2010/10/08

 

常滑屋を始めて12年に成りますが。毎回どちらかが会場に居ることにしています。当番が来たのでしばし時間を貰って散歩道を散策する。「昭和33年(1958)築造し、酒・酢・ソースのメーカー向けに1斗瓶や漬物用の甕(広口甕)を焼いていた。 昭和47年末(1972)を以って使用を中止

した」とある。

れんがの古さが物語る物つくりの厳しさ、レンガの風化が物語る在りし日!!! 常滑屋さんをすると色々勉強をさせてもらう。それほどいろんな人がやってくる場所です。

センスと言えば・・・富田さんのセンス。 作っているのだと思えば自然の造形美です。陶器をレンガを廃棄した所に雑草が生えて、これが人の手では出来ない造形美なのです。これに着目する美意識。

「自然は無」これに勝る物なし。 心が落ち着きホットします。すばらしい。飾る美を学びたい物です。

無心で、もの作りをしたいものと思う。 今日も素敵な時間に感謝!!!


2010/10/09

大雨・・・

常滑屋の帰り道 いつもの道を帰っていました。これまで生活道路でこんなに雨に合う事は無かった…伊勢湾岸等で遭遇する豪雨です。帰ればテレビで知多半島に警報が出て

いました。半島道路のガード下を一箇所通るのですが、一度も危険とは思っていません。前のガード下で煙が出て、車が立往生しています。これは危険と引返しましたが次々と車が走っていきます。そんなに水が深くは思いませんでしたが車が浸かるのだと思い知らされました。雨は怖い物です。

慎重に出来れば走りたくないと感じました。

当番:松本の松村さん、伊勢の原さん。四日市の木野さん豪雨の中ご苦労様でした。


2010/10/10

 

糸を染めて残り液で布を染め裂き織りに使います。今、常滑屋を開催していますが、近いので朝一番染めをこなして出かけることが出来ます。秋の刈萱・萩・冬青と毎日液出しで忙しいのです。糸染めも回数を重ねれば色素の吸いも悪いので染め後に新たに仕事が出来るのです。それが残液で布を染めること。

残液染めも回数を重ねれば良い色になってくれるもの。こんな些細な作業が楽しいのでもあります。

出来れば何でも無駄をしない方法を考えて実践すると作業はいつまでも色々と出てきます。

でもどんなの大変でも色を染める仕事に携わることがこんなに幸せなことかと噛みしめています。


今日の当番は、伊勢の原さん・半田の青山さん。孫や婿も来てくれました。今日は昨日とうって変わって上天気~。暑いくらいです!観光客も多く常滑屋さんも大賑わい!! 原さんのお客が多くて賑やかでした。

天気になって良かった~。帰りは皆と岩村に泊まられるそうです。バタバタと入れ替わり立ち替わりに色んな人が来てくださいました、知人の斉田夫妻も駆けつけてくれましたし、本当にありがとうございます。

当番になればお人に色々説明をして、様子から色々解かってるなぁ~と感心します。自分の作品を見てもらうことは恥ずかしさも勇気も貰う大切な場です。生徒の友人たちの応援を受けて頑張るぞ~と今からの染織に意欲を持って欲しいです。開催を通して工房の助け人が多く来たることに感謝!!!私たちの工房を色々助けてくださる人が多い事を感謝します。決して二人では此処まで来れず本当に色んな職種の人達に・・・

心から感謝、感謝です。


<<番外編/常滑屋のお昼のなれ寿司のご紹介>>

 

 

 【番外編】

常滑屋も昨日で五日目を迎え、一日豪雨でした。来場された方も少なく、おいでいただいた方々とゆっくりと話すことが出来良き時間を過ごしました。

今回は初日から「常滑寿司」を写真撮りをして楽しみました。毎日好きな「なれ寿司」をいただくのです。毎日当番といただく楽しみを味わっています。常滑屋さんは器も共にいただく素晴らしい場所です。毎回全て人の器が違い、それも愛でることができます。常滑焼のすばらしさが伝わってきます。昼時になれば予約をしておかねば売り切れ御免になります。毎年展示会をさせていただき感謝をしつつ、楽しい時間を過ごし、物作りをする鋭気をいただく期間でもあります。

美味しいお寿司と器ありがとう!!!

食事が終われば毎回和菓子か洋菓子(ケーキ等)をいただきます。二人は毎回美味しい季節の和菓子をいただきます。どれもこれも季節感のある和菓子です。急須も素敵でしょう。

連休の最後に常滑へお出かけになりませんか~


2010/10/11

 

今日は常滑屋の最終日、天気は秋晴れで上々です。布を精練しました。常滑屋が終わればまた染めに織りにと忙しくなる時間を見ては作業です。写真の光景を見ると私は何時も百人一首の二番の歌を思います。口ずさみます。

「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」この風景が大好きです。

好きでいる間は染織が出来るのではないかと思っています。


沢山の御来観ありがとうございました。

作品が綺麗に撮れましたので載せる事にしました。最近、カメラが悪いのか自分の目がピンボケなのか写真がぶれてしまいます。

ご容赦ください。

写真三段目、今回も裂き織りのタペストリーを3点「大澤さん」に出していただきました。ありがとう!!!

常滑屋さんは、作品にじかに触れて見ていただける場としても良いことだと思います。ホームページを見て遠方から近隣から駆けつけてくださってありがとうございます。

豆汁等の事では気楽に質問等をお聞かせいただいて豆汁人口を増やしていきたいと願っています。 質問にはいくらでもお答えできますから工房までお問い合わせ下さい。

来年も元気で開催できることを祈ってありがとうございました。

二人工房 中島武司 和子 生徒一同


2010/10/12

 

織り地の2回目の水通し・・・

3ヶ月経った反物の2度目の水通しの機会を得た。1回目の水通しの後の水の様子。灰汁のみが出て色水は出ない。2回目の水通しの今回は灰汁が一切無く綺麗な水の様子です。こんな機会は初めてで機会を得たことに感謝する。1回目の縮みとの差も見ることができてありがたかった。安心してお客様に届けることがまた、一歩できたことを感謝する!!!


2010/10/21

 

シルクのショール「黒」染め・・・

もう何年になるのか、15年近くになります染めて。黒が染めれるかと依頼されて染めたショール5枚。媒染は明礬とだし金。まずしっかりとこれでもかと藍染めをして濃く染める。

それに時間をかけて染材を替えて染め重ねる。「茜・ヤマモモ・クヌギ・刈萱・冬青」等工房で染めているもの全てを順に染めていきました。これで黒。意気揚々と業者に見せれば化学染料の黒に負けると言われて、クロム・チタンなどを使って染め直して欲しいと言われました。自分の染めではないのできっぱりと断りました。しかし素晴らしい経験をさせてもらいました。業者では認められなくても自分の黒が染まると自信もつき感謝しています。

今回久しぶりに見たショールを水洗いしてみました。どの染材からも一切色が出ることも無く、ショールが痛むことも無かったです。これまた感動しました。

やはり染めは楽しい!!!


2010/10/22

 

「アルミ」媒染は溶けにくい・・・

久しく「酢酸アルミ」を使っていないので「濁る」と言われて困りました。

アルミは糸量(500g)の3%(15g)しっかりとかき混ぜて使います。もしかして私たちがアルミは濁ることを忘れていたのかもしれません。確かに濁って一晩置いても解けていません。主人は糸や色には大丈夫ではないかと言っていますが工房では使いません。

明礬は溶けます。残り媒染は布に吸わせます。こんなに「アルミ」が解け難いとは知りませんでしたね。アルミより明礬が柔らかいので使っていますが、人によっては糸に明礬分が残ると言って嫌がる方があります。工房の染め方は毎回目開きに30分糸を煮ます。これで糸に害になるようなことは無いと思っています。明礬は糸量の6%使っています。それでも全てを吸うわけではないので布等に吸わせています。では少なくすればいいのではと言うことになりますが、少なくした場合は助剤の効果が薄いように感じられて、6%にして布に使うことにしています。

少なければ良いとはいきませんでした。

最近は染織をする人の中で媒染は「明礬」と言う言葉を良く聞くようになりました。

「アルミ」とは言わないですね。今の風潮なのかもしれません。


2010/10/23

 

萩色・・・

茶色の萩を染め重ねています、今回2日目。山荘で染める色はどれも綺麗な色を発して

よく染まります。染色に水は命を申しますが其の通りですね。


2010/11/01

 

裂き織り布地・・・

毎回染めをしていれば回数を重ねた糸はどんどん色素を吸わなくなります。その液を

そのまま下水に捨てるのではなく、残った色素を前もって豆汁をして準備をしていた

布地に染めます。回数染めればこんなに色に花が咲きます。工房の裂き織りは染め布を

裂き織りにしているので布地はいくらでも要ります。最近はブロードと言っても裂き

難い生地が多くなりました。少し前とは布が変化して平織りと言っても裂き難いです。


2010/11/02

 

暖かい色糸です。鼠はあと少し重ねて、黄はピンクは今回が初めて染めました。

「刈萱と冬青」です。赤は仕上げの時期に入っていますから使うまでしばらく枯らしておきます。赤色にしても茜ですがいろんな種類の茜を使います。

冬青は山荘に4~50本有りますから今から3月まで葉をいただきます。今年は夏が暑くて実の成る木に全然実が付いておりません。青い間は鈴なりでしたが水が無く落ちたり、動物の食料に成ったようです。今年は赤い実を見ることが出来ず少し残念です。

上の糸は「桑染め」です。明礬とだし金で二色を染めることが出来ます。

堅牢度も良いようです。


2010/11/13~14   冬青山荘の勉強会の様子

 

今年で6回目になる。外で行ったものを入れれば9回目です。

今回のテーマ

①縞を自分で作る。12本縞・26本

②製本 メモ帳をつくる。

③染材の採取と液出し

山荘勉強会で今回は季節外れの「刈萱」を使っての色を見る。冬青は酸化させて染める

材料ですが、 今回は液出し後直ぐに染めてみる。両方とも色としては申し分ない。

しかし冬青は酸化させた方がいいと思う。色的にはよく染まるし色も冬青色である。

しかし斑になりやすいし、染めて乾燥している間に酸化されてよろしくない。

やはりしっかりと酸化させた色を使うことをすすめる。

ショールとタペストリーの3枚を染める。なかなか生徒さん同士が会うことが少ないので勉強会はとても楽しみしてくださり、山荘のキッチンは狭くてもにぎやかな場所になる。

今年も求めた「ケメックス」が大活躍する。

今回は私の転倒!!から始まるハプニングも有ったが、製本は1冊を予定していたが

一人3冊もこなして作って帰る。この二日間があっという間に過ぎてしまった。

今は11月28日から始まる「鯉のぼり」講座テキスト作りに追われる。

明日から「沖縄」に染織の旅をする。何とか旅に出れそうなので楽しみにしている。

<<山荘勉強会食事編>>

一泊二日の勉強会で食事を4回取りますが、みんなで手分けして作るので食事の時間も楽しみです。

昼食は青山さんのビーフシチュー。夕食はしゃぶしゃぶ。朝食はあるものをいただく。

昼食は焼きそばにしました。


2010/11/17~20

 

染織研修会に参加・・・

セントレアから那覇を経由して石垣島・西表島・竹富島・宮古島など八重山諸島を回りました。マングローブを見て、沢山の染織工房を訪ね、知りたいことが解かり幸せな時間を過ごしました。美味しい郷土料理を頂き満足満足です。思いがけず「バンブー」を写真撮りしてきました。これは嬉しかったです。

しかし…私自身は離島は暮らせないことを知りました。飛行機や高速艇が交通の手段なのです。私には耐えられない。お土産にはたくさんの八重山の染料をいただきました。機会を作って「八重山染め」を予定します。

どんな色になるでしょうか、勉強です。先ずは無事帰れたことを心から感謝して!!!


2010/11/27

 

すっかり秋景色の中で染めをする。煮染めの人と藍染めの人。

毎回そう思いますが、沢水の良さで藍のしても煮染めにしても色が良い。水は染めにはとても重要なキーワドのようです。

山荘の周りにはたくさんのl種類の樹木があります。色を自然に感じながらの染めは気分も癒されます。今から厳しい冬が来ますが、寒い中の染めも良い色がいただけます。まずは自然に感謝して色を今からもいただきます。今日はクヌギの鼠・刈萱の黄・花梨の肌を染めました。


2010/12/03

 

久々に「鯉のぼり」講座に入りました。絞りも久々。サンプルを絞って試してみました。

豆汁が効いているので少し絞るに力が要りますが、色の為には不可欠なのです。染めの

回数が多いので間を縫って小物を作ろうとみんなで1色ずつ染めます。ソーイングケースを作るつもりです。楽しみです。


2010/12/04

 

鯉のぼりの講座が始まりました。初日に参加出来なかった人が遅れて今日から入る。

初日は7人で山荘内はごった返す。二人でゆったりと製図をこなし、そばで絞りを人もいる。次回殻染めに入るのできっとそれぞれが絞りをしていることでしょう。

普段は糸を染めて織りをする工房ですが、たまにはこれも良いなぁ~主人は外で今日も

薪の整頓に勤しむ。


2010/12/12

 

沢水染織・・・

工房の水は水道水ですが山荘は沢水です。毎回思うことですが発色する色が済んで綺麗です。

それに回数を見間違えるほど良く染まります。今回一回目のそよご・クヌギ・刈萱 冬青は特に良い色です。水道水より赤味があります。来年も良い色がいただけるように感謝して。

一年ありがとう 沢水さん。


2010/12/19

 

液は透明・・・

毎回染めをして色素を全て吸い込む染色をしたいものです。

山荘は別荘地なので沢水や井戸水を利用している方が多い。

自分達も沢水を使って暮らしている。安全な水をと心がける。

この水は畑やキッチンガーデンに撒いて使う。今はハーブのルッコラが美味しい。必要な色素を重ねて染める染織をしてみませんか。来年もいい年でありますように。