2008年1~5月

2008/01/05

 

恒例の初参り・・・

両親の永代供養を高野山「南院」にお願いしてある。 まず事始として毎年高野山に上る。今年も雪は少なかった。 お経に会えば気持ちが清々しい。

こうして一年を始める二人の慣わしである。 今年も上れたことに感謝して、染織をする。すばらしい色が戴きたいと願う。健康が第一! 全てに感謝して。

今年もどうぞよろしくお願いします。


2008/01/19

 

大寒間近かな今日この頃、寒くて手がかじかむと言っては家に入ってきて火鉢に手を当てまた外に・・・と。

今日は豆汁日和、風も少しあり冬の日差しが少し差し込んできた。5℃になれば豆汁を干す事から始める。それ以下だと糸が凍ってしまう。風とお日様の力を借りて豆汁作業をする。

工房は家が込み入っていて冬の日差しが少なく、お日様を探して糸干しをする。織るためには糸は必要。追い駆けっこで糸染めをする。糸を使いきれるか判らないが、糸を染め続けていなくては次に繋がらない。二人で良い風と感謝しつつ。


2008/02/10

 

時間の経ったハーブ染め・・・

事故から3年が過ぎ、昨年はリハビリの為に孫のショール等を何本も編んでもまだまだ手や腕が痛く辛かったけれど、今年はすっかり抜けて主人にベストを編みました。10年以上経った糸ですが高温で染めて有るので糸が動いていません。

セージは今も良い香りがしています。自然の色ですから気持ちも落ち着き良いものです。

糸はループなので段数が少し連れて短くなりました。家族に良いんだと欲しがられても

誰にも譲らず着るよとパパは嬉しそうです。

着てくれる気持ちに感謝して見上げました。色はセージとローズマリーです。


2008/02/11

 

竹糸がようやく工房にやってきた・・・

今年は「竹糸に魅せられて」と展覧会を名博で尾州縞と共に開催する。竹糸に関わって10年が来た。竹糸を探して探してようやく工房にやって来た。

それまでは竹糸は手に入らないのかと断念しそうになったが糸の道がつながったのである。友人達と話せば彼らも自分達同様に糸道が出来たので糸量から計算すれば5年は染織できると言うこと。がんばれと励ましてくれた!嬉しい悲鳴です。

道ができるとどっと糸がやってくる。100kgの糸を豆汁して染めてと、気が遠くなるがゆっくりと着実に作業していけば何とかなるものと思い精練豆汁した風景です。

二人で縁あった竹糸を愛でつつ、染織をして行きたいと思う今日このごろでした。


2008/04/13

 

春祭り・・・

今年も春祭りが始まりつつがなく終わりをむかえた。

三日間天候にも恵まれて少し残った桜を愛でつつ過ごす。

今年はまかないの手伝いが入り娘や孫と手伝わせていただく。

祭りは男だけで行っていますが、食事の手伝いとなれば出番が来ました。無駄をせずできるものは作って食事をすれば助かるものを多いです。しかし人数も多いのでまかない事は大変です。

貴重な経験をして常々から地域の人達と関わっている事は大切な事と思います。孫も嫌がらず手伝ってくれる事は嬉しいことです。何事も無く終わる事は感謝の一語につきます。

今年も健康で過ごせることを感謝!!!!!


2008/04/16

 

春祭り・・・

桜だ。祭りだ。三日間の祭りが終わる。今年も孫はじぃじの祭り半被を着る、良く似合う。

今年からはじまった食事の手伝いをした。大きくなったものです。

数日後、祝い酒の樽をいただく。金魚に樽を使う。しばらく水に浸しておかねば金魚が酔ってしまう(苦笑)まだ工房中に水を張った樽からお酒の匂いがする。

祝い酒ですから良い気分ですよ~。


2008/04/22

 

4月16日にも書きましたが、ようやく樽に金魚を入れてやれました。新しい樽の気持ちの良いこと。

昨年は二匹金魚が生まれました。大きく元気に育っています。今年はいかがでしょうか。

この芽(写真中)は「花梨」埋めて一ヶ月です。実から出して埋めました。埋めただけ全て芽が出ている

ようでこれも凄い!

花スオウも全て埋めれば出る種です。工房のように花スオウを山荘にぐるりと植えたいと思います。

十年はかかるかな(苦笑)春の花の木が欲しいと思います。


2008/05/04

 

連休は娘のところで過ごした。 一年生になった孫も今回は一輪車に挑戦!!!自転車のようには行かないようです。

頑張りやの孫は、じき乗ることでしょう。

今回は何十年ぶりに「おはぎ」作りを皆でしました。1kgの小豆を一晩浸して砂糖800g・塩少々入れ加熱、すぐに煮えて美味しい餡が出来ました。有り余る餡ですが、泥あそびにように自由に作らせました。やはり口に入れる物らしく真剣に丁寧に作り美味しかったです。


2008/05/09

 

花梨のトゲ・・・

どう言う訳か自分達は木々を切ると困った事がある。そこで木々は持ってきていただいたものを戴くのですが、今回親しくしている方の庭のかりんを戴くことになった。鋸しかないのでチェンソーで切る事にした。40年近い木ゆえに鋸では大変。子ども木が有ることを確認して切る。塩とお酒を振ってお払いをして…家人は本格的にと笑っていたがこちらは真剣!! 怪我することなく終わる事を祈るばかり。手伝いにならない自分も木々を車に。幹が太いのでトゲも太い。木々が倒れてくる事が怖い。慎重に注意しながらしていたが、トゲが左手に刺さってしまった。血があまり出ないので作業を終えた。2~3時間立つと手が腫れて来た。かかりつけの医者に行き、切開することになる。3cmも入っていた。トゲが残っていると後が大変。この何日か切開跡にガーゼを入れ、鮮血が出るのを待つ状態である。こんなにガーゼが入ってるものかと卒倒しそうである。毎日ガーゼ交換が辛い。我慢強い主人の顔がいがむ。

トゲが残っておらず早く鮮血が出てきて欲しいと願う。

花梨さんごめんなさいね。


2008/05/13

 

日常日和・・・

咲き誇った花スオウも豆が付き名残の花が少し咲き、秋になれば3~4粒の豆が育つ。殻は固く容易には幹から落ちず発芽しない。

人の手で殻から出して植えてやれば,絶対と言って良いほど発芽する。工房の木々は種から十年は経っているが、発芽すれば3~4年で花を見ることが出来る。山荘にも花ズオウで一杯にしたく種まきをしているが意外と発芽すれば、人に差し上げ、山荘にもって上がれない。皮で染めると意外と堅牢度が良い。鼠に染めているが柔らかく好きな色です。

今年も沢山の「夏蜜柑」をママレードにした。庭に出来たものは農薬も掛けないので鳥との競争であるが、30個も取れて全てママレードにして人に差し上げる。どうも皮が硬いのが難点ではあるがおいしい。織りばかりは出来ないので庭に出たり作業をしたり

して、指導の無い日は過ごしている。今は、片手で作業とはいかない主人はゴロリゴロリと休んでばかり、染織を始めてこんな長い休みは始めてである。早く元気になあれ~


2008/05/17

 

今日はHPを作成している製作者のひとりごとです。。。

私がバタバタしておりまして、情報源はジャンジャン送られてくるのですが、HP製作者のところで止まっております。最近HPを見てくださる方が増えているようで、大変申し訳ないと思いつつ。。。

ゆっくりですがこれからも更新をしていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

思えばHPを開設した頃と比べて両親の活動も少しずつ変化してきているように思いますが、製作過程や染めの行程などこだわりの部分に関してはよりこだわってきている気がします(苦笑)どこかでが今の社会の流れに追随しているのか分かりませんが、折に触れこうやって両親の活動記録と言えるHPを更新しながら、このこだわりが二人の原動力なのだろうと痛感しています。

染織をいまのところ継ぐ気は無いけれど、活動に関わる一環としてボツボツとHPの更新はしていければと思います。両親にはくれぐれも怪我や無理の無いように細く長く活動をしていって欲しいと切に願っております。

今日はお天気の良いですね~ どうぞ良い週末を~ お過ごしくださいね。

HP担当  sachi


2008/05/31

 

花梨のトゲ・・・

花梨の片付けを始める。9日から20日あまり経ってようやく片付ける気になる。するとトゲに付いた幹を発見!!

何と大きな太いトゲ、こんなのに刺されてはたまりません。

何処にでもあるトゲではありません。花梨はバラ科ですから、トゲは有るには有ります。今回支えた幹のこんな大きなトゲが有ったわけです。

前回の怪我は「花梨が怒ったのでしょう」これで終わって本当に良かったと日常の暮らしに戻りました。

改めて花梨さん、ごめんなさいね。染液に使かった後、薪に使い切りますからね。