2003年8~12月

12月29日

 

今年の染織は休みに入りました。来年1月13日から工房は動き出します。

初染めは紅花染めと紫根染めです。特に紅花は前準備が大変なのです。

13日から染織する場合、8日から黄水取りに入ります。

本来はもう少し早く入りますが、7日は高野山に登りますので!!!

今回も良い色を戴きたいと祈りを込めてやっていきたいと思っています。。。


12月23日

 

冬になって糸を干している下で作業をしますと湯気が上がり、豆汁した糸がかびる事があります。

糸を傷めますし、糸の干し場に注意が必要です。

そして冬場の作業は火に注意して行ってください。寒くて動作も鈍って危険も多いです。楽しく染織したいですからね~。

染色は重労働です。主人もしかり、生徒さんもけっこう体がきついと話しがでます。

自分の体と相談しつつ、楽しみながら染織を長くしていけるように心がけたいものです。


12月22日

 

年末に入って工房の染材小屋の補修と片付けに入った。染材も半端ではありません。

何煎もした染材。(何回も煎じて使い、淡いものに重ねて薄い色に使用します)

そして新しいもの。栗、クヌギ、やしゃぶし、ヤマモモなどは今だかって捨てることなく利用します。

いただくと貯まるばかりです。


12月15日

 

念願の広機を手に(11月末)入れた。嬉しくてルンルンであるが。主人に指摘されて・・・考えてしまった。

どうしょう。整経を。。。。。広いとは、すべてが大きいと言うことで、よくよく考えて求めた方が良いですね。

今戴いた、千切に絹糸が整経してあるので織って見ようと思う。

どんな風に織れ、見えて来るかが楽しみ。

筬がまちは「釣りがまち」で面白いと思う。さてさてどんなものが姿を現してくれるんでしょう~!!!


12月10日

 

ウール染めが終わり、煮染めはすぐ使えますが藍染めは枯れるのに時間が要ります。

しっかりと時間を取って染織しましょう。一昨年戴いたウールで二反織りました。昨年ジャンパーパンツと上着を作って着ていますが横にモヘヤを入れているので軽く暖かいものに成りました。ウールも木綿を織るがごとく楽しく織れる素材です。できれば60cm幅は欲しいものです。


12月4日

 

今、毎日ウール染めをしています。

毎回思うことですが、冬青は本当にすばらしい染材です。

作業の最中香りがあり,良い気分で染色ができます。

また、染めると同時に退色が始まるのですが常ですが、これは酸化されることによって色が濃くなっていきます。

ベストはもう10年着て良い色をしています。

毎年婿の家に沢山樹成している冬青をいただきます。

染液は中性で出し、しっかり酸化させて液がワイン色に成り、香りが出てきて染め時です。


11月23日

 

ウールのサンプル織りに入る。と載せましたが、今回もそうであるように縦糸もしかり、横などに濃紺を入れる割合が多いと柔らかい色目でも、しっかりとした色使いになり、結構良い反物になる。私達が木綿で反物を織っているものと同じように出来上がる。

今回は凹凸を出す工夫をしてみて、出来あがりが思ったように出て喜んでいます。


11月22日 ウールの緑染め

 

みかんの香りと共に綺麗なみどりをいただいたことを思い出しました。

工房ではウールは先媒染をします。

今では銅媒染を使いませんから、たくさん緑がこれもかと染まっておりましたが、今は藍に黄色、黄色にだし金を媒染して緑を染めております。

ウールでは殆どのものが銅媒染すれば緑に染まっていました。

中でも、紫稲のみどりは良いものでした。

でも今は材料が手に入りません。


1月15日~16日

 

冴えた色が欲しくて「かぶら山荘」で紅花染めをして来ました。会員の研修会に次回は「紅花染め」をしたいと思います。

72mからの天然水で染めるために、今回出かけて、水が大事と痛感しました。染めたやり方を紹介します。


11月13日

 

今年も11月に入り、また新春の初染め「紅染め,紫根染め」がやって来ます。

今一度それぞれの染め糸を水洗して色目、ため水に入れた残り水を点検して糸の状態を見ておきます。

どちらも豆汁済みの糸が色素をしっかり吸います。良い色です。次回で4回目の染色です。


11月12日

 

毎日染織をすると、どうしても色素を吸収されきらずに残液が出ます。

それを丁寧に豆汁済みの布に吸わせて裂き織りに使用します。

いただいた布団皮と使うと馴染んだ良い裂き織りが出来ます。


11月11日

 

 

ウールを染め始めました。毎回良い色が染まります。

機結びをご存知ですか。機結びに二種類ありますが、1重結びは織っててよく解けます。ところが二重結びは解けません。

特にウールにはこの二重結びがよろしいですよ。糸結びにはまだ幾つかあります。機会があれば乗せたいと思います。

サンプル織りを始めて、びっくりしたことはプツプツ同じ所が切れています。あぁ~しまった虫食いだ!!!

こんな糸は染めることが出来ません。

糸はねをして染めています。皆さんもどうぞウールの虫食いを注意して扱ってください。


11月10日

 

今年も後一ヶ月半に成りました。早いものです。

初染用の紫根、紅花が手に入りました。

来れば、必ず試し染めを行います、良い色がいただけます様に・・・。

知多半島はあまり水が良くありません。

今回地下水で染めてみたいと「かぶら山荘」に出かけて染めをしてきます。

今から「黄水取り」をして週末に行く予定です。

長い時間をかけて「黄水」をしっかり抜く作業があり、その作業が大変ですが・・・。

染めが楽しみです。


11月8日  豆汁に適した糸

 

新しい生徒さんが入ると必ずと言っていいほど、糸を持っていますので持ってきて良いですかと尋ねられます。

どうぞとは申しますが、糸にも生まれた土地や、糸の性質が撚りが・・・などといろいろ性質があります。

豆汁をして染めると言う前提がありますので沢山買い込まないことをお薦めしています。

なぜならこれをやりたいと見えていない時には、糸と付き合いながら糸探しをすることをお薦めしたいからです。

単子,双子、右撚り、左撚り、撚り回数などなど糸を使いこなせば自然に分かってきます。

焦らずに適した糸探しも、していただきたいですね。


11月7日

 

工房の糸は毎回求める時に工房用に綛を作ってもらいます。

1~2キロをゆっくりと楽しみながら綛作りをするわけに行かず、

大量になると腕が関節炎になるので、綛をつくってもらいます。

染め方など糸捌きなどなどで、綛の大きさはとても大切です。

綛には綾綛、棒綛がありますが、豆汁には棒綛の方が良いと思います。

綛とは糸が布に成るまで付き合いますので、糸捌き、糸を繰ることなど丁寧に付き合ってください。


10月29日

 

豆汁をして二回目の写真を撮りました。解るでしょうか?

一回目は、しっかり豆汁を絞り乾かして、二回目の残豆汁に浸し、しばらく置いて、今度は絞らず干します。

しっかりと綛を捌きます。捌けば糸はパラパラになります


10月28日

 

今日も一人入会されることとなりました。

高速バスで4時間、遠くから足を運んで来てくださった。

早く自分の織り機で織れて、染めれるようになって一人で染織できるように、共に頑張りましょう。


10月27日

 

うれしいお電話いただく。

源流社で「平成の縞帳」を求めていただき、本の中のものを織っていただきたい。大いに活用していただきたいと、書きました。

それで太い絹糸があり、縞割で早速織りました。すばらしかったとお電話を戴きました。

私達はこれを待っていました。ボロボロに本が成るほど活用していただきたいと願いつつ出版しました。

木綿を見直し、縞を見直していただければ嬉しいと思います。

本が出たせいもあってか、全国から工房を見たいと見学においで戴きます。

ただ、お話をする事しかありません。稽古日ですとその様子を見ていただくことは出来ます。販売物はありません。

豆汁をしたい人。縞を織りたい人。自然を汚さない染織を心がけていること。などの方が対象です。

縞帳は、お話を聞きますと結構地元の図書館などに置いて有るみたいです。

探してみて「縞」を織ってみてください。


10月26日

 

鳥居さんの畑から今年も沢山の小鮒草を収穫しました。

写真は工房の小鮒草ですが、畑は50~60cmに成っています。

良い色を戴きました。

小鮒草は年に何度かしか染めることが出来ませんが楽しみです。


10月25日

 

今年の綿の様子です。(白綿)

 

こちらは茶綿です

今年の綿の様子です。

夏が冷夏だった為か、収穫は例年の5分の1でしたが、綺麗な綿が今年も収穫できました。

土地や手入れをしてくださる、鳥居さんに感謝しています。 本当にご協力ありがとうございます!


10月23日

 

ウールのサンプルも染め上がり、サンプル織りに入りました。

来年の名博のテーマ、セル(本セル・半セル)のサンプルです。

(写真上)2/48 ~2/60の糸

藍は三色(紺・はなだ・浅黄)(写真中)

色糸は9色。

赤、鼠、茶、黄色、など

(冬青・栗・ヤマモモ・クヌギ・花梨・ピラカンサ・刈萱・インド茜)明礬と

だし金の二種類で出す色の楽しさ!!!

本来、尾州で織られていた反物に近づいてほしいと努力してみたいと思っております。

その時はどうぞお出かけください。毎年7月に開催しております!


10月20日

 

工房の研修会の様子は、こちら二人工房 会員研修会に載せてあります。


10月19日

 

最近、皆さんが非常に綺麗に豆汁をします。しかり染めも良いです。

尋ねてみると「一ヶ月枯らしの時期のお天気であれば天日にしっかり当てていると・・・。

だから、けっこう綺麗ですよね~」と生徒さんから声を聞く。うれしいことです。

その通りで、豆汁がしっかり固着するのです。

焼けるように思いますがそうではなく、手を加えて綛を捌き、上下、裏表と糸が動いています。

一本一本がパラパラに成る訳です。豆汁日は楽しんでやって見てください。

朝夕冷える時も多くなりましたね・・・。

そう言えば先日、工房の会員限定の研修会をしたのですが、写真などでご様子を~と編集の最中に「研修会の様子あれだけですか?楽しみにしていたのですが・・・」とお声をいただきまして慌てて編集中です。出来次第アップしますので しばらくお待ちください。

でもそういうお声がいただけると、HPを作っていても作り甲斐あります。 

合わせて掲示板などへ、HPのご感想もお待ちしています。

HP作成担当  


10月17日

 

二日ほど、福井に出かけて来ました。

行くたびに越前和紙の里(今立)に出かけ、和紙探しを楽しみにしています。今回も「縞帳」用の和紙を探しました。

丁寧にいつも説明をしてくださってとてもありがたいです。

卯立の工芸館では和紙漉きの様子が見学できます。今回写真を撮らせていただいていますので様子(卯立の工芸館の和紙漉きの様子)をどうぞ!!


10月14日

 

ウールのサンプル織りに入りました。藍は三色(浅黄、はなだ、紺)。

薄い二色は手に付かないが、紺は気持ち作業をしていると手に付く。やはり枯れる時間は必要。

反物にする時は「枯らす時間」を頭に入れよう。

使う前に一度煮ていますが、それでも枯れると言う時間は必要なのです。

絶対に手などに色が付いてはいけません。


10月13日

 

みどりを染めるには藍染めをして黄色を重ねる方法と黄色の鉄媒染で染める方法があります。

藍染めをして緑にする方法は藍の下地がムラ染めになっているともろにみどりがムラになります。

なかなか難しいですね。

今回は少し藍は濃くなりましたが、綺麗に染まりました。

(写真:左)

同じ日に赤も綺麗に染まりましたので、写真でみていただくことにしました。

(写真:右)

浅黄などの薄い藍も薄い成りに何度も重ね染めをしてください。

ヤマモモの鉄媒染の色も良い色です


10月11日

 

「かぶら山荘」は長野県寒原高原にあり、1200mの所にあります。

定刻に参加者全員が揃い、天気も上々で楽しく始まりました。

遠くは大津からよくお出で下さいました。

毎回山荘を貸切、オーナーの染織へのご理解によって使わせていただいており、有りがたいことと感謝しております。

実習では、工房で既に豆汁したものを(和紙)先媒染し、ショールと和紙の豆汁体験をして、和紙・ショールの染色を始めました。

頭でいろいろ考えて進めても天候や場所など事も有り、考えるようには、毎回参りません。和紙の豆汁を乾燥させ始めて風がやみ、乾きに時間がかかりました。今回4回豆汁する所を3回にしました。少し豆汁が柔らかく仕上がるように思います。あしからず!!!

染めはヤマモモの鉄と明礬にしました。明礬に黄色がサンプルのより、色が少々ムラやくすみが出たように思います。でも概ねきれいに染まりました。

夕食は山荘ご自慢のバーベキューです。

しっかりお腹を空かせていないと戴き切れません。

私は特に五平餅が大好きです。絶品ですよ!

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二日目和綴じ本作りにかかりました。

どれも良く、嬉しいものでした。

次回は毎回工房の初染めの「紅花染め」をしたいものと

企画したいと思っております

二人工房 会員研修会 in かぶら山荘の様子はこちらから


10月9日

 

「かぶら山荘」での和綴じ本のサンプルができる。

常滑屋の忙しい時期、こつこつと帰って一冊ずつ作っては考え作りました。

表紙の染めは「ヤママモの鉄媒染」です。

豆汁をすると一回でこんなに染まります。

如何に和紙に豆汁をすると良いかです。付けば強度を増し良いですよ。

次回からの工房用の「縞帳」です。

工房用はその年一年織ったものを全員で分け合って、縞帳を作るものです。

二年に一度こうして作ります。

追伸:今回は綴じ糸も何色か染めて使いたいと思います。ここまでこだわれば。いいでしょう


10月8日

 

ウールが染まりました。

ウールもしっかりと沸点まで上げて染めますと色が動きにくいです。

その時の糸は選びましょう。

藍染めは冷染です。

媒染は明礬と鉄のみなので、茶が染まりにくいです。


10月7日

 

糸捌きは大切です!!!

糸を手にして、織り始めるまで節々で糸捌きが出てきます。

糸を整える!!これが手間の様ですが決して手間ではなく、大切なことです。

一本一本がすぅ~と整っていることによって、作業がスムーズに進み楽です。

また棒綛、綾綛も綛を解く時、綛の中に両手を入れてクルクルと綛をまわして、糸を整えて使うと次の作業が楽です。


10月5日

 

常滑屋「縞・いろ染織展」終了しました。900名の方々に見ていただきました。

ありがとうございました。お礼申し上げます。


9月30日

 

常滑屋始まる。初日から多くの人が足を運んでくださる。ありがとう。

いつも楽しみにしてくださる方が増えてきてありがたい。

私達は売るものを目的にして展覧会をしていないので、買っていただくものが少なくて申し訳ありません。

天然の色に、こだわって物作りしている姿勢を感じていただくこと!!

暮らしの使っていただけるものを作りたいと願っていることなど・・・。

期間に語り合えたらいいなあと願っております。是非お出かけください。


9月25日

 

この写真は、藍染めの重ね染めをするために(糸目を広げるため)熱湯で煮ているところです。

豆汁をしているので、糸目を広げなければ、色素は中に入って行きません。

先回の灰汁も抜けて冴えた色になります。

染色には木綿、絹、ウールどんな素材も温度は大切です!!!

色はしっかりと染め付けて染織すると、いつまでも良い色は糸にしっかりと留まっています。

写真は木綿糸です。


9月21日

 

写真は「媒染」をしているところ

写真は「染色」をしているところ

温度と時間がとても大事!!

常温から沸点まで(糸が踊らないように)

写真は染め仕上げて干しているところ(1)

写真は染め仕上げて干しているところ(2)

ためすすぎ~ため水に柔軟剤少々~影干し

媒染二種類(明礬、だし金)なので緑が出ない。

黄色~藍染めでいただくのみ

涼しくなって来るのでウール染めも楽しいです。


9月20日

 

写真は(先月入会)二度目の豆汁をした方です。工房で手ほどきをしていますが、

干すのは帰ってからになり、いかに手をかけ思いを入れて後の作業をするかだと思います。

綺麗です。

初めての染色の入る豆汁糸を目を広げているところです。この様に湯が透明であることが大切!

色も綺麗に入ります。「湯が濁ると色がくすみ、色素が残ります」


9月18日 豆汁の糸捌き(さばき)

 

豆汁は一度に2回豆汁液に浸します。

1回目豆汁液に浸し、干す。

2回目残こった液にてもう一度浸す。そして干す。(1回目も大切ですが、2回目はもっと大切です。糸をさばく。)

その都度糸をさばかないと豆汁ムラが生じます。

その差が歴然と出ます。染色には糸さばきが大切ですよ~!!!!!

 


9月17日

 

「名博」のテーマ(セル)用のウールを染めている。

ウールも藍染め、冷染で染めます。4~5日晴天でウール染め日和です。

また、工房では今こそと、豆汁を生徒も私どもも一年分せっせとしてます。

今なら難なく短時間乾き、豆汁が楽しい毎日です。

自然相手ですから 今、はじめてみてください


9月16日

 

今、葛の花が高崎では満開でした。

以前何度か染色をしたことがありますが、豆汁をするようになって染めておりません。

緑になりますでしょうか?

間近で葛の種を見たのは初めてで、花スオウのように大きいです。


9月15日

 

綿の収穫時期に入りました。

今年は昨年ほどたくさんではありませんが、少しずつ花もしっかりと元気に咲き、実をつけ始めました。

色々指導して下さる鳥居さんに感謝です。

今年は和綿の白綿、茶綿を植えました。アップ撮ると和綿が綺麗ですぇ。


9月11日

 

人が来ないときは、天気を考えて豆汁をする。

今日が豆汁日和で講座用のハンカチ、ショール,和紙等の豆汁をした。

すべてが薄いものなのであっと云う間に乾いて結構忙しい一日でした。

綿や麻等の薄い物には「パリッ」として良いです。

何度水洗しても「パリッ」と感は残ります。

糸も布と同様に豆汁をしてやさしい染織をしてみてください。

ちなみに布も糸の時と同じ分量で同じやり方です。


9月10日

 

久しぶりに使いかけのエプロンを重ね染めをしました。

もう10年近く使っています。

汚れます。あせます。

しかし愛着があり、何度も染めては使っております。良いものです。

染織は暮らしに溶け込んでこそ、生きてると言えるでしょう。

求めていただいた染料を再度重ね染めして使っていただいております。


9月9日 自然の力

 

天然染料の中には、黄色が染まるもので多いです。

その代表がキハダ、梔子(くちなし)、小鮒草、刈安など。

先日の高崎の染料植物園では小鮒草が丈30~40cmに成長していました。 (写真上)

ここで戴いた小鮒草が工房でも毎年大きく育っています。

キハダはつくばで染めましたが、樹皮を剥ぐことは出来ないので10月頃の葉で染めてみました。

時間とともに退色したのでそれ以来染める機会を得ていません。

どんな物にも時期があると書いてあります。

自然をよく観察することが肝要のようですね。

対話しながら必要量だけ戴いて染めてみましょう。


9月7日

 

自分達以外で、始めて「縞展」を拝見した。背筋に鳥肌がでる。縞は良い。

今日は講演会を聞きに出かけたのです。自分達がしている事は間違ってはいないのだと確信した。

手間をかけて、じっくりと色と向き合う染織。すばらしい。縞と講演ありがとうございました。

是非時間を取って「縞」を見に行かれることをお奨めします。

高崎染料植物園の入り口に行くまでに樹の下に色サンプルと写真のパネルが丁寧に設置してあって、これはさすがでとても見やすいです・・・ゆっくりと散策するといいですね。

来年春まで、散策出来ない所があるので、問い合わせて行くといいと思います。


9月5日

 

颯々紬について(ザザンザ織り)

浜松を中心とした遠州西部地方は往古綿と藍の産地として知られていた。

「ざざんざ紬」とは、江戸幕府の華やかなりし頃、音に聞えた颯々の松とて街道一の名木の、潮風に冴ゆる千古の翠色を連想させて颯々織、颯々紬!!と言う事らしい。

昭和初めの古書から、知りました。

颯々織りには茶の系統の色調を其とした縞が多く占めている。

白茶 紅茶、番茶、胡桃を明礬(みょうばん)にて小豆色 胡桃、丹柄の鉄

紫  蘇芳の鉄に灰,重曹をかける

鼠  山桃、墨、桐墨の色は特によい

堅牢度の事を考えれば鼠や茶は良いのだと思います。

胡桃で何度か染めましたが油が出て大変でした。


9月4日

 

今工房では名博も終わり、たのしい遊びの時をみんなですごしています。

タペストリーやセンターを組織などで織っております。

お披露目は常滑屋でいたします。どうぞお出かけ下さい。


8月20日 つくばの受付終了しました

 

沢山の参加有難うございます。

皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしております。

残暑ご自愛下さい。

つくばまで一人一人遠いので・・・お車の運転など注意してお出かけ下さい。


8月15日

 

毎日雨雨・・・で本当に豆汁ができない。

自然相手の作業なのだと痛感しっぱなしです。

おてんとさまと風。心に余裕を持ってしてみて下さい。

豆汁はカビが一番注意です。

いつも思いますが、真っ白の豆汁した糸が風にそよぐのは

心地よいです。大好きな風景です。


8月13日

 

新しい織りや組織などをする時、新しく織機を求めた時など・・・100%織機を使いこなすことが作りたい織り布に近づくと思います。

まぁ~いいか、ではなく、道具として使いこなしましょう。


8月11日

 

久しぶりにスクモの藍建てをしました。四日目の藍のはなです。

甘い匂いもして来ました。

すくも建てはとっても甘い匂いがしますが、インド藍には、においに負けます。(苦笑)

今年も沢山取れそう乾燥葉。


8月10日

 

縞には格子や崩しそれに大縞のふとん縞がある。

少し前、こんな縞に包まれて庶民は過ごしていました。

藍の匂いがする布団に包まって!!

石田縞の布団縞を織る機会に恵まれ、二点織りました。

その一つですが私もこんな布団で寝てみたいです。

緯は紺に所々赤茶の格子が切って有ります。


8月9日

 

夏なのに湿度の多いので、豆汁糸に神経を使います。カビが怖いのです。

どうぞ、糸に風をたっぷり入れてください。


8月6日

 

豆汁処理の写真を載せました。少しでも理解していただけると幸いです。

6~7枚では中々全部をお伝えできないのですが、疑問点などはお尋ね下さい。

豆汁について ←こちらに写真掲載で載せてあります。


8月5日

 

毎日天気予報を見て豆汁をしています。

1年で今ほど最適な時期はありません。どうぞ豆汁をしてみてください。

孫が豆汁のにおいがすると言いました。そう、一ヶ月枯らしている間は豆のにおいが致します。

無くなれば枯れた証拠です。是非!!

写真は豆汁をして乾き干しに入った所です。色が見えるのは一回染めです。黄色、茶は3回目です。

紺は何度か染めています。本当に手に付かない色です。